モートン病
モートン病とは
モートン病は、足の指の間を通る神経(足底神経)が圧迫されて炎症を起こす疾患です。主に第3趾と第4趾の間の神経が影響を受けますが、他の指の間でも発生することがあります。
モートン病の症状
主な症状は以下の通りです。
- 足の指の間や前足部の痛み(焼けるような、電気が走るような痛み)
- しびれ感やチクチクする感覚
- 歩行時や立位時の痛みの増強
- 靴を脱ぐと症状が軽減する傾向
モートン病の原因
主な原因には以下のようなものがあります。
- 不適切な靴(特にハイヒールや先の狭い靴)の着用
- 足のアーチの異常(扁平足や高アーチ足)
- 過度の運動や長時間の立ち仕事
- 外傷や繰り返しの微小損傷
- 加齢による足の構造変化
モートン病の治療方法
治療方法は症状の程度によって異なります。
保存療法
- 適切な靴の選択(幅広で低いヒールの靴)
- 足底板や中敷きの使用
- 消炎鎮痛剤の使用
- ステロイド注射(慎重に検討)
- 足のストレッチや運動療法
手術療法
保存療法で改善しない重度の場合、神経切除術や神経減圧術などの手術を検討します。
早期診断と適切な治療が重要で、症状が長引く場合は診察を受けることをお勧めします。また適切な靴の選択と足のケアが予防に効果的です。