メニュー

ケガの応急処置は「RICE」から「PEACE & LOVE」へ。最新のスポーツ外傷ケアを解説!

[2026.04.18]

こんにちは、鹿児島中央整形外科スポーツクリニック院長の前田和彦です。スポーツ現場での応急処置といえば「RICE(ライス)」が有名でしたが、現在はさらに一歩進んだ「PEACE & LOVE(ピース・アンド・ラブ)」という考え方が世界基準となっています。

当院では、部活動に励む生徒さん・学生さんたちが「より早く、より強く」競技復帰できるよう、この最新プロトコルに基づいた指導を行っています。


【前半:受傷直後の約1週間】PEACE

ケガをした直後は、患部の保護と適切な管理が必要です。

  • P:Protect(保護) 最初の1週間は患部を安静にし、再負傷や悪化を防ぎます。

  • E:Elevate(挙上) 患部を心臓より高い位置に保ち、むくみを防ぎます。

  • A:Avoid(過度な抗炎症薬・冷却を避ける) 【ここが重要!】 炎症は体が治るための大切なプロセスです。過度なアイシングや痛み止めは、組織の修復を遅らせることがあります。当院では「痛みで眠れない」などの場合を除き、冷やしすぎないことを推奨しています。

  • C:Compress(圧迫) 包帯やテーピングで適度に圧迫し、腫れが広がるのを抑えます。

  • E:Educate(正しい教育) 自分の体の状態を正しく知り、「何ができるか」を理解することが、早期復帰への近道です。


【後半:約1週目以降〜復帰まで】LOVE

痛みや腫れが落ち着いてきたら、積極的に「動かして治す」フェーズに入ります。

  • L:Load(負荷) 痛みのない範囲で、少しずつ体重をかけたり負荷を増やしていきます。適切な負荷が、丈夫な組織を再生させます。

  • O:Optimism(楽観的思考) 「もう大丈夫、強くなって戻れる」という前向きな気持ちが、脳と体の回復を加速させます。

  • V:Vascularisation(血流促進) 痛くない範囲で全身運動(バイク漕ぎなど)を行い、血流を良くして患部へ栄養を届けます。

  • E:Exercise(運動リハビリ) 柔軟性やバランス能力を取り戻すための専門的なトレーニングを行います。


なぜ「RICE」ではなく「PEACE & LOVE」なのか?

これまでのRICE処置では、安静(Rest)冷却(Ice)が強調されすぎていました。しかし、最近の研究では「ずっと休ませるよりも、早めに適切な負荷をかけた方が靭帯や筋肉は正しく治る」ことが分かってきました。

特に成長期の中高生にとって、ただ休むだけの期間は筋力や感覚の低下を招きます。当院では、最新のエビデンスに基づき、「守り(PEACE)」から「攻め(LOVE)」へスムーズに移行するリハビリテーションを提供しています。


院長・スタッフからのメッセージ

「捻挫くらい、冷やしておけば大丈夫」と自己判断していませんか? 初期の処置がその後の「捻挫癖」やパフォーマンスに大きく影響します。鹿児島中央整形外科スポーツクリニックでは、理学療法士と連携し、選手一人ひとりに最適な復帰プロトコルを作成します。

ケガをしたら、まずは当院へご相談ください。一緒に「PEACE & LOVE」で最高の復帰を目指しましょう!

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME