練習再開時の急な怪我 パフォーマンスを高める!2段回ストレッチとは
明けましておめでとうございます。
鹿児島中央整形外科スポーツクリニック院長の前田和彦です。
2026年の幕開けとともに、部活動や各競技の練習も本格的に再開されていることと思います。春の大会や新シーズンに向け、「今年こそ結果を出したい」と意気込む選手の皆さんを、当院は全力で応援しています。
しかし、この時期に最も警戒すべきなのが「練習再開時の急なケガ」です。
休み明けの意気込みに対し、体が準備不足のまま負荷を上げると、大切なシーズンを棒に振るリスクが高まります。今回はスポーツ整形外科の視点から、今意識すべきケアをお伝えします。
年始にケガをしやすい理由
冬の冷え込みにより、筋肉や腱の血流は低下し、柔軟性が著しく落ちています。この「冷え固まった」状態で急激なダッシュや切り返し、全力投球を行うと、肉離れやアキレス腱断裂、捻挫を招きやすくなります。また、休み中の活動量低下により、自分の感覚と実際の体の動きに「ズレ」が生じていることも大きな要因です。
パフォーマンス向上のための二段階ストレッチ
効果的なストレッチで、怪我を予防し、パフォーマンスを向上させましょう。
練習前の動的ストレッチ:体を「戦闘モード」に
じっと止まって伸ばすのではなく、「動かしながらほぐす」のが鉄則です。
やり方: ラジオ体操のように、肩甲骨を大きく回したり、足を前後に振ったりして、関節の動く範囲を広げます。
効果: 体温と心拍数を上げることで、急な動きにも筋肉がスムーズに反応し、爆発的な力を出しやすくなります。
練習後の静的ストレッチ:体を「リラックス」
練習後は、反動をつけずに「ゆっくり時間をかけて伸ばす」ケアに切り替えます。
やり方: 20〜30秒間、痛気持ちいいところで体勢を維持します。特に硬くなりやすい「内もも」や「脇腹」を、深呼吸しながらじわ〜っと伸ばしましょう。
効果: 興奮した筋肉を落ち着かせ、血流を促して疲労を翌日に残さない回復のために不可欠です。
「少し痛むけれど練習を休みたくない」という無理が、疲労骨折などの重症化を招きます。特定の動作で走る痛みや、数日引かない違和感は体からのサインです。早期発見・早期治療こそが、最短での復帰と成長への一番の近道です。
当院では、競技特性に合わせたリハビリや動作指導を行っています。2026年、皆さんがケガなく最高のプレーができるよう、支えてまいります。
少しでも体に不安を感じたら、お気軽にご相談ください。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
