PRP(PFC-FD™)療法とは
PFC-FD™療法とは、ご自身の血液中の血小板に含まれる成長因子を活用する再生医療で、関節や筋腱の疾患・損傷に対する注射による治療です。血小板には傷を治す作用がありますが、その際に大量の成長因子を放出します。この成長因子には組織を修復する働きがあります。PFC-FD™療法は、血小板からこの成長因子を取り出し、濃縮し、活性させたものを凍結乾燥したものになります。このPFC-FD™に含まれる成長因子を患部に注入することで組織の治癒や炎症改善に寄与することが期待されています。
対象疾患
- 股
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- 変形性股関節症
- 膝
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- 変形性膝関節症
- 膝前十字靭帯損傷
- ジャンパー膝
- 肘
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- 野球肘
- テニス肘
- ゴルフ肘
- 足
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- アキレス腱炎
- 足底筋膜炎
- その他
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- 靭帯損傷
- 肉離れ等
治療の流れ
① 問診・診療
痛みや症状についてお伺いし、治療について説明します。
② 採血
約50mlの血液を採取し、厚生労働省認可の細胞加工センターに送られます。
③ PRP (血小板を多量に含んだ液体) の抽出、加工
細胞加工センターでPRPを抽出し成長因子を活性化したPFCを抽出します。PFCに残る不要な細胞の除去、PFCを凍結乾燥 (約6か月保存可能)
④ 注射
凍結乾燥されたPFC-FDを生理食塩水で液体に戻し、患部へ注射します。
費用について
- 自由診療になります
- 金額189,600円(税込) ※令和6年4月から変更あり
- クレジットカードでのお支払いはご利用になれません
内訳
令和6年4月より金額が変更になりました
金額 | |
採血・血液検査 | 17,000円 |
加工 | 150,000円 |
注射 | 6,600円 |
精査 | 16,000円 |
合計 189,600 |
※金額についてご不明な点は、当院窓口にお問い合わせください。
メリット
- 自分の血液を使用するためアレルギー反応や感染症のリスクなど副作用が少ない
- 注射による治療のため、手術や入院の必要がない
デメリット
- 保険適応外のため、自由診療となります
- 高度な貧血、感染症(B型肝炎・C型肝炎・梅毒当)、悪性腫瘍の方は適応外となります
- 個人の血小板に含まれる成長因子の働きを活用した治療であるため、治療の効果に個人差がある