リスフラン靭帯損傷
リスフラン靭帯損傷とは
リスフラン靭帯損傷は、足の中足部にある重要な靭帯(リスフラン靭帯)が損傷する怪我です。この靭帯は足の骨を安定させる役割を果たしており、損傷すると歩行に大きな影響を与える可能性があります。
リスフラン靭帯損傷の症状
主な症状は以下の通りです。
- 足の甲の痛みと腫れ
- 歩行時の痛み
- 足に体重をかけられない
- 足の変形(重度の場合)
- 足の甲の内出血
リスフラン靭帯損傷の原因
主な原因には以下のようなものがあります。
- スポーツ中の急な方向転換や踏み込み
- 交通事故などの高エネルギー外傷
- 足の上に重いものが落下する
- 足が固定された状態での捻り
リスフラン靭帯損傷の治療方法
治療方法は損傷の程度によって大きく異なります。
軽度の場合(保存療法)
- 安静と固定(ギプスや専用のブーツ)
- 松葉杖を使用した免荷
- 消炎鎮痛剤の使用
- 段階的なリハビリテーション
重度の場合(手術療法)
- 靭帯の修復手術
- 内固定術(スクリューやプレートによる固定)
適切な診断と治療が重要で、誤診や不適切な治療は慢性的な痛みや変形につながる可能性があります。疑わしい症状がある場合は、速やかに診察を受けることを推奨します。