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母趾種子骨障害

母趾種子骨障害とは

母趾種子骨障害は、親指(母趾)の付け根にある2つの小さな骨(種子骨)に生じる障害の総称です。これらの骨は歩行時の衝撃吸収や筋肉の働きを助ける重要な役割を果たしています。

母趾種子骨障害の症状

主な症状には以下のようなものがあります。

  • 親指の付け根の痛み(特に歩行時や踏み込み時)
  • 腫れや発赤
  • 親指の動きの制限
  • 長時間の立ち仕事や歩行後の痛みの増強

母趾種子骨障害の原因

主な原因は以下の通りです。

  • 繰り返しの過度な負荷(ランニングやダンスなど)
  • 急激な運動量の増加
  • 不適切な靴(特にハイヒール)の使用
  • 外傷(足の捻挫など)
  • 解剖学的要因(高い足のアーチなど)

母趾種子骨障害の治療方法

治療方法は症状の程度や原因によって異なります。

保存療法

  • 安静とアイシング
  • 消炎鎮痛剤の使用
  • 足底板や種子骨パッドの使用
  • 適切な靴の選択
  • ストレッチと筋力強化運動
  • 体外衝撃波療法:痛みの軽減、治癒促進効果  体外衝撃波 

    体外衝撃波療法は、損傷した組織の治癒を促す治療法です。衝撃波は、音波の一種で、患部に集中的に照射することで、組織の再生を促進する効果が期待できます。

    この治療法は、痛みを和らげる効果も期待できます。また、手術ではないため、体に負担が少ない治療法と言えるでしょう。

    体外衝撃波療法は、1回あたり約10分程度で終了し、通常は2週に1回程度の頻度で数回行います。

     

その他の治療

  • 超音波治療
  • ステロイド注射

手術療法

保存療法で改善しない重度の場合に、母趾種子骨切除術・自家骨移植術などの手術を検討します。

早期診断と適切な治療が重要で、症状が長引く場合は診察を受けることをお勧めします。

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