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変形性膝関節症

変形性膝関節症は、加齢や過度の使用により膝関節の軟骨が摩耗し、痛みや機能障害を引き起こす慢性的な疾患です。主に中高年に多く見られ、女性の罹患率が高い傾向にあります。

変形性膝関節症の症状

主な症状は以下の通りです。

  • 膝の痛み(特に歩行時や階段の上り下り時)
  • 膝の腫れや熱感
  • 関節の硬直感(特に朝起きた時)
  • 膝の可動域の制限
  • 膝がカクカクする感覚(引っかかり感)

変形性膝関節症の原因

主な原因には以下のものがあります。

  • 加齢による軟骨の摩耗
  • 肥満による関節への過度の負担
  • 過去の膝の外傷や手術
  • 遺伝的要因
  • 長期間の過度の関節使用(スポーツや職業など)

変形性膝関節症の治療方法

治療方法は症状の程度によって異なります。

保存療法

  • 運動療法(筋力強化やストレッチ)
  • 体重管理
  • 薬物療法(消炎鎮痛剤、ヒアルロン酸注射など)
  • 装具療法(膝サポーターなど)
  • PRP療法:損傷組織の治癒を促進  PRP療法

    PRP療法は、患者さん自身の血液から血小板を多く含む血漿(PRP)を抽出し、それを損傷した靭帯に注射する治療法です。PRPには、組織の修復を促進する成長因子が豊富に含まれており、治癒を早める効果が期待できます。

    PRP療法は、体に負担の少ない治療法です。治療は、採血、PRPの抽出、注射という流れで行われ、15〜20分程度で終了します。

  • 体外衝撃波療法:痛みの軽減、治癒促進効果  体外衝撃波 

    体外衝撃波療法は、衝損傷した組織の治癒を促す治療法です。衝撃波は、音波の一種で、患部に集中的に照射することで、組織の再生を促進する効果が期待できます。

    この治療法は、痛みを和らげる効果も期待できます。また、手術ではないため、体に負担が少ない治療法と言えるでしょう。

    体外衝撃波療法は、1回あたり約10分程度で終了し、通常は2週に1回程度の頻度で数回行います。

     

手術療法

  • 人工膝関節置換術
  • 高位脛骨骨切り術
  • 関節鏡視下手術

早期発見と適切な治療が症状の進行を遅らせる鍵となります。生活習慣の改善と定期的な運動が予防に重要です。

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